GUIDE

ミニバスのスコアシートの書き方
初めての記録係向けの基本

2026年9月26日 公開 / 2026年度ミニバスケットボール競技規則などをもとに作成

「今度の試合、記録係お願いできますか?」と頼まれて、スコアシートを前に固まってしまった保護者の方へ。ミニバス(U12)の公式スコアシートに、試合中なにをどう書くのかを、順番にまとめました。

最初に確認しておきたいこと

書き方の細かい部分は、年度や大会、地域によって運用が違うことがあります。当日は、大会要項や審判・テーブルオフィシャル(TO)の責任者の指示を優先してください。

1. 記録の係は4人で分担する

コートの横のテーブルに座る係を「テーブルオフィシャル(TO)」と呼びます。JBAのU12向けマニュアルでは、次の4つの係に分かれています。

係おもな仕事
スコアラースコアシートに記録し、必要なときに合図をする
アシスタントスコアラースコアボードの操作や、ファウルの数の表示をする
タイマー試合の時間を計る
ショットクロックオペレーターショットクロック(攻撃の時間)を管理する

この記事では、スコアシートを書くスコアラーの仕事を中心に説明します。

2. ペンの色はクォーターで変える

JBAのU12向けの資料では、クォーターごとにペンの色を変えるよう示されています。

第1・第3クォーター赤
第2・第4クォーター・延長黒(または青)

出場時限、ファウル、タイムアウトも、そのクォーターの色で書きます。赤と黒の2色ボールペンを1本用意しておくと、持ち替えずに済みます。

練習試合などでは、地域やチームで別のやり方をしていることもあります。所属する連盟やチームのやり方に合わせてください。

3. 出場時限:/と\で出場を記録する

選手の欄の横にある「出場時限(①②③④OT)」は、その選手がどのクォーターに出たかを記録する欄です。

/(左下から右上)クォーターの初めから出場
\(左上から右下)クォーターの途中から出場
  • 各クォーターが始まる前に、コートに出る5人を確かめて「/」を引きます。
  • クォーターの途中で交代して入った選手には、逆向きの「\」を引きます。

ミニバスでは、この欄が出場ルールを守れているかの確認に使われます。

4. ランニングスコア:得点の流れを書く

ランニングスコアは、得点の数字が1点から順に並んだ欄です。得点が入るたびに、そのチームの合計点の数字に印を付け、横に決めた選手の背番号を書きます。

2点(フィールドゴール)合計点の数字に斜線「/」、横に背番号
1点(フリースロー)合計点の数字を黒丸「●」で塗り、横に背番号

クォーターが終わったとき

そのクォーターの最後の得点を太い丸で囲み、点数と背番号の下に太い横線を引きます。次のクォーターは、その続きから書いていきます。

試合が終わったとき

最後の得点を太い丸で囲み、点数と背番号の下に太い横線を2本引きます。使わなかった残りの欄には斜線を引きます。勝ったチームの名前と、試合の終了時刻も書きます。

3点シュートは?

ミニバスの競技規則では、スリーポイントの規定は適用されません。通常の試合の得点は、フリースローの1点とフィールドゴールの2点だけです。ただし、全国ミニバスケットボール大会では、2024年度大会から3ポイントが採用されています。3点のフィールドゴールは、背番号を丸で囲んで記録します。

5. ファウルとチームファウル

ファウルがあったら、その選手のファウル欄に、ファウルの種類を表す記号を書きます。

記号意味
Pパーソナルファウル
Tテクニカルファウル
Uアンスポーツマンライクファウル
  • フリースローが与えられたときは、記号の右下に本数を小さく書きます(例:P2=相手に2本のフリースロー)。
  • 選手にファウルが付くたびに、そのチームのチームファウル欄の数字を×で消していきます。
  • チームファウルが4個になったら、そのあと審判がスローインかフリースローのボールを選手に渡した時点で、テーブルに赤い標識を出します(そのクォーターの5個目からはペナルティーになります)。
  • ミニバスでは、1人5個のファウルで退場です。5個目が付いたら、ブザーなどで審判に知らせます。

6. タイムアウト

ミニバスのタイムアウトは、各クォーターに1回(延長も各1回)、1回45秒です。使わなかったタイムアウトを次のクォーターに持ち越すことはできません。

スコアシートには、クォーターごとのタイムアウト欄があります。記入のしかたは資料によって違いがあります。

  • 取ったクォーターの欄に「×」を付け、取らなかった欄には横線を引く
  • そのクォーターが始まってからの経過時間(分単位で切り上げ)を書き、取らなかった欄には横線を2本引く

当日は、TOの責任者に書き方を確認しておくと安心です。

7. 知っておきたいミニバスの出場ルール

ミニバスには、なるべく多くの子が試合に出られるようにするための出場ルールがあります。2026年度のミニバスケットボール競技規則(第4条)の要点は次のとおりです。

  • 10人以上でエントリーしたチームは、第3クォーターまでに10人以上の選手が、それぞれ1クォーター以上、2クォーターを超えない時間、出場しなければならない。
  • 8〜9人でエントリーしたチームは、第3クォーターまでに全員が1クォーター以上出場しなければならない。
  • 選手は、第3クォーターまでに続けて3クォーター出場してはならない。

このルールを満たせないと、試合が不成立となり没収になります。出場時限の欄の「/」「\」は、それを確かめるための大事な記録です。

8. 書いたスコアシートを、あとで活かす

記録係が一生懸命つけたスコアシートには、その試合で誰が何点取り、どのクォーターに出て、ファウルがいくつあったかが、ぜんぶ残っています。でも、試合が終わると、そのまましまい込まれてしまうことがほとんどです。

SpoReach(スポリーチ)は、書き終えたスコアシートをスマホで撮るだけで読み取り、試合を重ねるごとの子どもの変化を、チームと保護者で見られるようにするサービスです。現在、一緒に使い方を確かめてくださるチームを募集しています。

参考にした資料

この記事は、上の資料をもとにSpoReachがまとめたものです。内容に誤りや古くなった点があれば、sporeach.official@gmail.com までお知らせください。